屋根を修理するなら日が照っているうちに★岸田首相の演説が頭に入りにくい理由は

2022.1.11

こんにちは
おもてなし人材プロデューサーの
近藤みなこです。

小春日和、暖かい冬の日です。

年末に、気になることわざを耳にし、
その意味を調べよう、と
そのままになっていたことを
思い出しました。

 

そのことわざは、

昨年2021年12月6日の
岸田文雄内閣総理大臣による
所信表明演説の中に出てきました。

 

「屋根を修理するなら、
日が照っているうちに限る」

 

岸田首相いわく、
故ジョン・F・ケネディ大統領の言葉だそう。

 

英語では、
“the time to repair the roof is
when the sun is shining.”

 

お恥ずかしながら、
このことわざは知りませんでした。

 

岸田首相は、
めずらしいことわざを
時々引用されますね。

勉強になります!

 

さて、「屋根を修理するなら~」の
意味合いとしては、

・手遅れになる前に問題点に着手しよう。

・やるべきタイミングを見極めよう。

だそう。

 

岸田首相は、
「危機に対する財政支出は躊躇なく行います。
経済あっての財政です。」

とお話されています。

 

コロナ禍での経済政策は、
まさに「雨が降る前にやる」ことが
大切だ、とのお考えが示されました。

 

ただ、
このことわざが、この演説に
必要不可欠だったのか、、、

 

ことわざだけが頭に残り、
岸田首相の伝える力」が、
ことわざによって薄められている
そのような印象です。

 

揚げ足を取るようですが、
あらためて、

岸田首相の演説は、
内容がス~ッと頭の中に
入ってこないことが多いです。

 

例えば、
北京オリンピックの外交ボイコットを

実行するか否か、についての発言。

「適切な時期に
オリンピック・パラリンピックの趣旨や精神を
総合的に見て、国益に照らして自ら判断する」

 

「適切な時期」←それっていつ?

「総合的に見て」←総合的にって??

「国益に照らして」←国益の定義は???

 

何回読んでも、
何を言いたいのか、はっきりと理解できません。

 

岸田首相の演説は、
ことわざを学ぶ機会にはなりますが、

言いたいことがはっきりと伝わらない演説、

の見本のように感じます。

 

演説が下手でも、
決断力・実行力・継続力に長けていれば、
政権を応援します。
岸田政権を見守ります。

 

↓こちらもお読みください。
以心伝心に頼らず、言葉で伝えよう。

恥をかいた分だけ大人になるby栗山監督

 

2022.1.11

 

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近藤みなこ
おもてなし人材プロデューサー
近藤みなこスキルアップ・ラボ主宰

「ご愁傷様です」発言で炎上は当然★言霊の宿る言葉を軽々しく使わないでください

2021.11.9 

こんにちは、
おもてなし人材プロデューサーの
近藤みなこです。

秋の夕焼けは優しい色調です

 

日本語の単語には、

言霊(ことだま)が宿っている言葉が
たくさんあります。

 

言霊とは、
言葉に霊力、魂が宿っている、という意味。

 

日本には、
古来から言霊信仰と言って、

言っているとその通りになる、という
信仰もあります。

 

言霊の宿った言葉は、
だれかに自信を与えることもでき、
だれかを傷つけることもできます。

 

 

先日、衆議院選挙が終わりました。

 

翌日以降、SNSでは、
「太田光氏 ご愁傷様発言」
炎上しています。

 

「ご愁傷様です」

 

この言葉は、本来、
お悔みの席で、残されたご遺族に対し
ご遺族の気持ちをおもんぱかって
発する言葉です。

 

ところが、太田氏は、
選挙にたった今敗れたばかりの候補者対して、

「ご愁傷様でした」と声かけしたそうです。

 

もしも、私が選挙に落選して、

だれかに「ご愁傷様でした」

と言われたら、

どんな気分になるでしょうか。

 

国会議員にとって、選挙に負けた、
ということは

人生で命を落とすこと

同じくらい悲痛なことだと推測します。

 

そんな状態のときに、
言霊の宿った言葉を
軽々しく発していただきたくない、

と強く思います。

 

言霊信仰、我々の世代で
終わらせるわけにはいかないのです。

 

「有難う」

「ご馳走さまでした」

「お蔭様で」

「いただきます」

そして「ご愁傷様です」

 

いずれの言葉にも神様が宿っている、

そんな気持ちで
正しい状況で、大切に発し
次の世代にもつなげていきたいです。

 

↓こちらもお読みください。
横綱鶴竜関の言葉

JRで飛び交う魔法の言葉

 

2021.11.9 

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おもてなし人材プロデューサー
近藤みなこスキルアップ・ラボ主宰

ですが、だから、だって、でも…どうせ★心のブレーキを外して5D言葉さようなら

2021.10.19

こんにちは、
おもてなし人材プロデューサーの
近藤みなこです。

 

朝の空 美しい!

昨日まで、半そでの洋服で
過ごしておりました。

今朝は、温度が低いことと、
空気感が変わっていました!

秋が来たのだ、と分かりました。

…厚手のかけふとんを出さないと。

使う前に、
お日さまにあててあげないとな。

今日はいいお天気なので
ふとんを干したいなあ、と思ったわけです。

 

ところが、

もう一人の自分がこんなことを
ささやきます。

でも、面倒くさくない?」

だって、今日は帰宅時間遅いよ」

だから、今日じゃなくてもよくない」

どうせ、明日も晴れるよ」

悪魔のささやきです。

ふとんを干す、という行動に
ブレーキがかかってしまいました。

 

言い訳、正当化、外部環境理由、

それらを探してきて、
スッと行動できない状態になる、、、

結局、
今日はふとんを干せませんでした、

という経験が多いです。

 

ですが、だから、だって、でも、どうせ

これらを5D言葉と呼びましょう。

 

心のブレーキを外すには、

自分との会話で
5D言葉を使わないこと!

 

この訓練は続けてみる価値が
ありそうです。

↓こちらもお読みください。
4D言葉をご存じですか?

「絶対に」「本当に」言えば言うほど… ~言葉づかいで人間らしさを表現しよう~

 

2021.10.19

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近藤みなこスキルアップ・ラボ主宰

ハングル文字の限界に学ぶ★先祖から受け継いだ漢字文化を伝承する責任

2021.9.28

こんにちは、
おもてなし人材プロデューサーの
近藤みなこです。

新しいハガキの図案です

パソコンとスマホに頼りっぱなしで
手書きで文字を書かなくなりました。

セミナーでホワイトボードに
文字を書く前に、

漢字が浮かんでこず、ヒヤリ
することがよくあります。

 

お隣の国、韓国では、
言語に関するある問題が
深刻化しているそうです。

それは、ハングル文字の限界、という問題。

 

ハングル文字は、

15世紀に普及した、
比較的新しい言語ですが、

日本語でいうところの
ひらがな、カタカナにあたります。

 

漢字のように、文字自体に
意味を持たないため、

比較的簡単に読み書きができる
ようになるのが特徴です。

 

しかし、イメージしてみましょう。

ひらがなだけ、もしくはカタカナだけで
書かれた文章を読むのは、

なかなかしんどいですよね。

例えば、
「こうせい」という言葉のように
「構成」「後世」「厚生」「公正」など

発音が同じでも、
異なる意味で用いる言葉は、

日本以外の言語にも無数に存在します。

 

ハングル文字では
「こうせい」としか表現できないので、
読み手は「構成?」「後世?」など、

前後の文脈からイメージを膨らませて
読み進める必要があります。

 

ところが、
もともとの漢字を知らない若い世代は、
「構成」や「後世」「厚生」などの
単語が頭に浮かばないそうなのです。

 

これは、問題ですね。

 

ベトナム文字にも同様のことが起き、
問題視されているようです。

韓国もベトナムも、
もともとは漢字を用いていた地域。

 

日本語も、
漢字を排除して、ひらがなとカタカナの
時代がきてしまったら、、、

先祖代々培ってきたものが
崩れ去ってしまいかねません。

 

私たち世代は、
先祖から受け継いだ漢字文化を
次の世代にきちんと渡す、
その責任を負っています。

 

↓こちらもお読みください。
文化の日によせて @日本語の品格

日本語崩壊?

 

2021.9.28

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河村市長のばかげた振舞いと謝罪に見る★大人の品格不足の人間に政治を任せるリスク

2021.8.31

こんにちは、
おもてなし人材プロデューサーの
近藤みなこです。

真夏にぴったりのロゼワイン
今日は真夏日です。

名古屋市の河村市長が、
表敬訪問に訪れた東京オリンピック
女性金メダリストのメダルを
ウケねらいで

ガブリ

とやったのが、8月4日。

以来、世間から非難の嵐を浴びています。

 

 

その後、8月23日には、

1万件以上のクレーム対応に尽力した
名古屋市職員向け手書きで謝罪文を書き、
幹部会議で配布、
その他の現場職員にも共有したそう。

(以上、産経新聞より)

 

「職員さんに迷惑をかけたことを反省し、
慰労する文章なのだろうな、
河村市長も反省しているのだな」

と感じさせます。

 

ところが、、、

この謝罪文、

謝罪や慰労とは
全く逆の効果を生んでしまいました。

 

実際の謝罪文はこちら。

ひどい。本当にひどい。

 

文章のうすっぺらさは言わずもがな、
字体の投げやり感、いいかげんさ、
走り書き感が半端ないのです。

 

どうしてこんなひどいペーパーを
配布したのでしょう。

 

しばし、考えましたが、答えは出ません。

 

仮説としては、

河村市長は、下書きのつもりで
スタッフに渡した、このあと
スタッフがパソコンで打ち出して
くれると思っていたが、
スタッフとのコミュニケーションが取れず
手書きの状態で配布に至ってしまった。

というのが、順当かと考えますが、

 

実際は、
幹部会議で市長自らが幹部に配布している
という記事を見ると、
真相は異なるのでしょう。

 

河村市長やが
この手書き文章で、
本当に職員さんへの謝罪が伝わる、
と考えているなら、

私は、人間として河村市長を
信用できません。

 

政治そのものの失態ではないものの、

政治家として、市長として以前に

成人の人間として、不合格な人間に
政治を任せると、

このような
初歩的なリスクを負うことになる、

という見本になりました。

 

文化の日によせて @日本語の品格

挨拶で企業が分かる

 

いつもお読みくださり、
ありがとうございます。

※毎週火曜日に更新します。

 

2021.8.31

 

あなたのビジネスシーンを
1ステップ、スキルアップ

「絶対に」「本当に」言えば言うほど… ~言葉づかいで人間らしさを表現しよう~

2021.1.12

こんにちは、

おもてなし人材プロデューサーの
近藤みなこです。

何年かぶりの大雪

先日、
久しぶりに映画を観ていて、

字幕で観ていたのですが、

気になったセリフがありました。

 

「俺の考えが絶対に正しいんだ」

絶対に後悔させてやる」

などのように、

「絶対に~」というフレーズが
続いたのです。

 

英語だと多分、

「アプソリュートリー absolutely」
だと思うのですが、

 

主人公が大声で

「アプソリュートリー!
アプソリュートリー!」

と叫んでいる画面を目にしながら、

 

「絶対に」と言わないほうが
絶対性は醸し出せるのにな、

と感じました。

「絶対に」「絶対に」と
口にする回数が多いと、

「絶対に」の価値が薄れます。

 

 

もうひとつ思い出したのが、この単語。

「tres important」

フランス語で、
「トレザンポフトン」と読みます。

 

意味は、
「とても大切なことは」→転じて「本当に」

 

フランス人の会話を聞いていると、

この言葉がよく出てきます。
フランス映画でも耳にします。

 

この言葉も、多様すると
信憑性を欠くというか、

いつがあなたの「本当に」なの?

と、相手への信用度が下がることにも
なりかりません。

 

外国語の場合、
ニュアンスが異なるのかもしれませんが、

少なくとも、日本のビジネスの世界では、

「絶対に〇〇」

「本当に〇〇」

は、回避すべき言葉であるように
思います。

言葉は、品格を表します。

TPOに合わせた言葉づかいを選択し、
品格を高めていきたいものです。

 

いつもお読みくださり、
ありがとうございます。
※毎週火曜日に更新します。

 

2021.1.12

 

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