見知らぬ人への声のかけ方②

2018.9.18

こんにちは、
おもてなし人材プロデューサーの
近藤みなこです。

福岡の夜明け@山の上ホテル

 

今年の4月から、
ある国家試験にチャレンジ中です。

専門学校の自習室で、
私の3列前で勉強している、
見知らぬ40〜50代の男性が

電子辞書を使っていて・・・

想像以上に大きな電子音、

ピコッ ピコッ ピコッ 

と発していることに
気づいていないご様子。

 

すると、私以外の自習生も

ピコッ ピコッ ピコッ の音に

気づき、

私と同様

「この部屋では、
音の出る電子機器の使用は
禁止されてるのに・・・」

と思っている雰囲気。

 

私は、最初、

「そのうち、使用を終了するだろう、
しばらく我慢したらいいから。」

と割り切って、勉強を始めました。

ところが、

ピコッ ピコッ ピコッ 

一向に止まないのです。

私の隣りの席で勉強していた
大学生風の男性は、

席を立って、自習室の外に
出て行きました。

席を立つとき、
明らかに彼のイライラ
伝わりました。

座席に両手をバンッとついて、
わざと大きな音を立て、

大きな足音をさせて
出ていったからです。

 

・・・直接、注意するのは、
怖いですよね?

私も、怖いです。

逆ギレされたらどうしよう。

顔を覚えられてしまったら
怖いなあ。

 

そんなネガティブな考えが
頭をよぎりました。

しかし私は、
きっちり10分待った後、

ピコピコ音をさせている
男性の正面に立ち、

声をかけました。

ぶるぶる震えました。

ただ、事実を伝えました。

「電子辞書からピコピコ聞こえる。
この部屋は電卓などの禁止の部屋。
電子辞書の使用を
控えてくださいませんか?」

笑顔で、ゆっくり声をかけました。

 

すると、

その方は、ただ単に

耳栓をしていたので、
自分が音を発していることに
気づいていないだけ、

だったのです。(拍子抜け!)

 

すぐに、私の言っていることの
意味を理解してくれました。

「申し訳ない」と繰り返し
おっしゃり、、、

私は、ホッと胸を撫でおろしました。

それから、
私の周囲で勉強していた
3,4人の方がたも

私と同様、ホッと胸を撫でおろした
ように見受けました。

 

その出来事から2週間ほどが
経ちました。

 

電子辞書のおじさまと
廊下ですれ違うときには

「こんにちは + ニコリ」

を交わすようになりました。

そのとき、同じ部屋にいた
若い女性とも、
そのことをきっかけに

「こんにちは + ニコリ」 

をするようになりました。

おふたりとも私と同様、
資格試験にチャレンジ中。

いい同士になれそうです。

 

2018.9.18

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おもてなし人材プロデューサー

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