2021.12.21
こんにちは、
おもてなし人材プロデューサーの
近藤みなこです。
ある企業さんの事例です。
その会社のAさんは、
「B社の案件についてのエキスパート」
と、社内で認められています。
Aさんは、私にこのようにおっしゃいました。
「B社の案件について、
私以外の人に任せられないので、
もし問い合わせがあったときに備え、
昼食もゆっくりとれないんです。
トイレ休憩もありません。」
専門性が高いと、
「Aさんじゃないとわからない」
「Aさんに任せておけば安心」
「AさんはB社のエキスパート」
と、Aさん以外の社員さんが
B社に関して関心を寄せなく
なっている状況です。
会社にとって、
Aさん=専門性が高いエキスパートの存在は
必要不可欠な人材でしょうか?
★
今後、専門性の高いエキスパート社員は
少なくなっていくと予想します。
理由はいくつもあります。
・AIの発達
・働き方の多様化
・人的パワーの有効活用
・情報共有
Aさんは、
「トイレにも行けないほど忙しい」
この状態を嘆く前に、
B社の情報を他の社員と
共有することを始める必要があります。
マニュアル化して、だれにでもわかる、
つまり見える化することです。
しかし、
Aさんは目の前の仕事に謀殺されています。
おちおち、マニュアルを作成する
時間を創り出すことはできないでしょう。
時間を創りだし、
見える化の推進をするのは、
Aさんではなく、経営者の仕事です。
経営者が将来を見据えた行動を
することが、
Aさんや他の社員さんの
幸せな働き方を叶える、
唯一の方法だと思います。
↓こちらもお読みください。
ポリバレントな大谷選手から考える社員像 ★AIにはできない人間らしさを追求する社員になろう
2021.12.21
〜あなたのビジネスシーンを
1ステップ、スキルアップ〜
近藤みなこ
おもてなし人材プロデューサー
近藤みなこスキルアップ・ラボ主宰