2017.12.15
こんにちは、
おもてなし人材プロデューサーの
近藤みなこです。
先日来、報道されている
新幹線史上初めての
重大インシデント発生、
このニュースが気になります。
私は、
この重大インシデントが発生するまで
新幹線は100%安全、という安全神話を
いつの間にか、信じてしまっていました。
この重大インシデントが
発生する前々日に
まさに博多-名古屋を往復していて、
新幹線の駅には安全柵があって、
人身事故が起こらない設計になっているし、
1分も狂わず、
博多-東京を時速250キロで走り抜ける、
座席周りは(飛行機に比べると)
はるかに広々しているし、
wifiサービスもあるし、
スマホ用の電源も設置してある、
英語も通じる車掌さんがいらっしゃるし、
いざとなったら緊急停止すればいいし、
「新幹線って、飛行機に比べると
安全極まりない、夢の乗り物だ〜!
この乗り物を造り、
何十年も運用している日本人って
すごいわ〜〜」
と本気で思っていました。
そして、このニュースを耳にした時、
「このくらいなら、
インシデントにならないんじゃない?」
と思ってしまいました。
だって、
名古屋駅で異変に気づけたんでしょ?
・・・私は安全マヒに陥っていたようです。
今回、新幹線の事例を通して、私は、
新幹線がもたらしてくれる安全を
当たり前のこととして捉えていたことに
気づかされました。
安全は、努力の上に成り立っている。
これは、航空業界で働いていたとき、
散々耳にしたフレーズでした。
・・・そうそう、
安全は空から降ってくるものではなく、
人間たちが知恵をしぼって
作り上げるもの
でした。
おそらく、
今後、この重大インシデントについて
詳細を検証し、
再発防止策が公になることでしょう。
乗客のひとりとして、
その対策に注目していきます。
日本人として
誇らしい乗り物である新幹線で、
今後二度と
重大インシデントが発生しませんように、
充分すぎる検証を願います。
2017.12.15
近藤みなこ
おもてなし人材プロデューサー
近藤みなこスキルアップ・ラボ主宰