リアルとバーチャルのバランス ~コミュニケーションツール、今むかし~

2021.2.2

こんにちは、
おもてなし人材プロデューサーの
近藤みなこです。

春が近くまで来ている気がします!

空が霞んでいます。
福岡では、
すでに花粉やPMが
舞っています。

 

 

昔語りで恐縮ですが、
私が1997年に航空会社に入社したとき、
携帯電話には、
メール機能はありませんでした。

携帯はあくまで電話器でした。

 

その後、すごいスピードで
携帯メール機能がつき、

絵文字が登場し、
写真を撮る機能がつき、

電子機器にうとい私でもさすがに、
コミュニケーション手段が
変化したな~、
と感じたことを覚えています。

 

2001年、

私は、ステイ先のホテルで、
ポットのコードをひっかけ、
中に入っていたお湯(熱湯!)を
右足ふくらはぎに浴びてしまう、という
失態をし、大きな水膨れをつくりました。

所属先のオフィススタッフに
連絡すると、

 

「携帯で右足の写真を撮って、
メールに添付して送ってください。
それを確認してから、
乗務可否を判断します。」

という指示を受けました。

 

生まれて初めて
メールに写真を添付する、という
行動をしました!

 

ちなみに、
黒いストッキングで
患部は目立たなかったので、
無事にフライトできました。

 

20年前の記憶です。

 

 

現在、携帯電話からスマホに変わり、
様々なアプリやツールが登場し、
コロナ禍でのコミュニケーション方法
定着してきました。

 

ここで、
今一度立ち返りたいのが、

リアルで行うコミュニケーションです。

 

画面上で行うコミュニケーションを
バーチャル・コミュニケーション
捉えるならば、

リアル・コミュニケーションは、
バーチャル・コミュニケーションの
登場以前から
世の中に普及していた
コミュニケーション方法、と
言っていいでしょう。

 

例えば、電話。
手紙、ハガキ、名刺、チラシ。

 

名刺交換した方に
お礼のハガキをお出しすると
大変喜ばれます。

 

私も、きれいな絵ハガキなどの
直筆のハガキが届くとうれしくて
しばらく部屋の一番いい
ポジションに飾ります。

また、
電話でのコミュニケーション
これまで、
相手の時間コストや金銭的コスト
が発生する観点から嫌がられがちでした。

 

しかし、緊急事態宣言下では、
人とのリアルタイムでの
コミュニケーションにかさを覚えます。

 

 

リアルコミュニケーションに
制限のかかるコロナ禍にでは、

バーチャルコミュニケーションの
利便性、先進性を認識しますが、

一方で、
現実的で、伝統的な
コミュニケーションスタイルで
人間らしさを感じさせること

 

コミュニケーションのバランスとしては、
面白いかもしれません。

 

いつもお読みくださり、
ありがとうございます。
※毎週火曜日に更新します。

 

2021.2.2

 

あなたのビジネスシーンを
1ステップ、スキルアップ

「絶対に」「本当に」言えば言うほど… ~言葉づかいで人間らしさを表現しよう~

2021.1.12

こんにちは、

おもてなし人材プロデューサーの
近藤みなこです。

何年かぶりの大雪

先日、
久しぶりに映画を観ていて、

字幕で観ていたのですが、

気になったセリフがありました。

 

「俺の考えが絶対に正しいんだ」

絶対に後悔させてやる」

などのように、

「絶対に~」というフレーズが
続いたのです。

 

英語だと多分、

「アプソリュートリー absolutely」
だと思うのですが、

 

主人公が大声で

「アプソリュートリー!
アプソリュートリー!」

と叫んでいる画面を目にしながら、

 

「絶対に」と言わないほうが
絶対性は醸し出せるのにな、

と感じました。

「絶対に」「絶対に」と
口にする回数が多いと、

「絶対に」の価値が薄れます。

 

 

もうひとつ思い出したのが、この単語。

「tres important」

フランス語で、
「トレザンポフトン」と読みます。

 

意味は、
「とても大切なことは」→転じて「本当に」

 

フランス人の会話を聞いていると、

この言葉がよく出てきます。
フランス映画でも耳にします。

 

この言葉も、多様すると
信憑性を欠くというか、

いつがあなたの「本当に」なの?

と、相手への信用度が下がることにも
なりかりません。

 

外国語の場合、
ニュアンスが異なるのかもしれませんが、

少なくとも、日本のビジネスの世界では、

「絶対に〇〇」

「本当に〇〇」

は、回避すべき言葉であるように
思います。

言葉は、品格を表します。

TPOに合わせた言葉づかいを選択し、
品格を高めていきたいものです。

 

いつもお読みくださり、
ありがとうございます。
※毎週火曜日に更新します。

 

2021.1.12

 

あなたのビジネスシーンを
1ステップ、スキルアップ

大谷選手の日本人らしさ

2018.4.18

こんにちは
おもてなし人材ブロデューサーの
近藤みなこです。

ちょっと

今年初めての観戦!
日ハム戦です。
ドーム、美しい。

サボってしまったら・・・

 

あっという間に
1ヶ月のブランクが!

 

日常の、
A 当たり前のことを
B ばかにしないで
C ちゃんとやる。の法則

昔の上司が言っていた
ABCの法則を
怠ってしまいました。

ブログを書くとは、
私にとっては、ハードルの髙い作業、、、
なのだな、と自分で自分を認めました。

 

さて本題。

 

私はもともと
大谷翔平選手を応援しています。

くわしくはこちらの記事をご覧ください。

大谷翔平投手のビジネスマナー解説。

ホークスファンを魅了する大谷翔平選手

大谷選手に学ぶビジネスマナー②
アイコンタクトとアイレベル

 

 

大谷翔平選手の活躍で、
にわかMLBファンになった私。

朝5時に起きて、
大谷選手のゲームを観戦しています。

そして、思ったこと。

 

大谷選手が、
日本プロ野球で5年過ごしたことが

彼の人格形成にとって、

本当に恵まれた時間だった!

ということです。

 

大谷選手の立ち居振る舞いには、
日本人の良さが100%表れています。

(彼はゆとり世代ですから、
ゆとり世代にも
日本人の良さが受け継がれている、
と言えます)

 

以下は私の持論です。

私は、
「海外エアラインの
CA(=キャビンアテンダント)に
なりたいんです!」と
おっしゃるお嬢様には、
このようなアドバイスをしています。

 

”日系エアライン(=ANAかJALのみ)で
数年働いてみて。その後、
外資エアラインに再就職するといいよ”

 

CAさんで、
学校を卒業してそのまま外国のエアラインに
就職したCAさんと、

学校を卒業してすぐに
日系のエアライン(=ANAかJALのみ)で
何年かフライトしたCAさん。

その違いは、一目瞭然です。

 

学卒ダイレクト外資CAさんには、
日本人のいわゆる「日本人らしい細やかさ」は
期待できません。

それに対し、
国内エアラインで数年を過ごし、
その後
海外エアラインに就職したCAさんは・・・

日本人らしさ、
日本人ならではの細やかさ、
日本人ならではの言葉づかいの繊細さを
持ち合わせています。

大谷選手にも同様のことがいえます。

大谷選手の一挙手一投足には、
日本人らしさが表れています。

 

審判へのお辞儀。
1塁、2塁上での相手チーム選手との
コミュニケーション。
ベンチ内でさりげなくゴミを拾ったり、

ひまわりのタネをプッと飛ばす同僚に混じり、
大谷選手は紙コップにタネを収納する、、、

さらにその紙コップを
ちゃんとゴミ箱に捨てる。

日本人ならではのお行儀の良さです。

 

もしも仮に、
大谷選手が日本ハムを経由せずに
ダイレクト大リーグでメジャーリーガーに
なったと仮定したら、

おそらく日本人らしさを
持ち合わせることはなかったでしょう。

 

2018.4.18