「お客様は神様」2つの解釈

2017.1.15

こんにちは、
おもてなし人材プロデューサーの
近藤みなこです。

ご飯に合う〜!のひとコマ

 

故・三波春夫氏がおっしゃったという
『お客様は神様です』というフレーズ
について考えてみます。

・・・お恥ずかしながら私は、
先ほどまで間違った解釈を
しておりました。

ワイドショーで、
「三波氏の真意とは違う使われ方が
主流になっている」
という話題で、
そのことに気づきました。

私のこれまでの解釈では、

店員さんにミスがあった際
怒ったお客様が
「お金を払うのはこっちなんだから
神様のように敬えよ」

という風に使う言葉だと
捉えておりました。

 

ところが、
三波氏の真意を知ったため
慌てていろいろ調べてみました。

 

すると、
三波春夫氏にとっての「お客様」とは、
聴衆・オーディエンスのことであって、

歌い手である三波氏は、
『あたかも神前で祈るときのように、

雑念を払って澄み切った心にならなければ
完璧な歌唱=藝をお見せすることはできない』

そのような気持ちで歌を唄う、という意味で
このフレーズを使用したそうです。

 

 

私のように誤った捉え方をしている人も
多いのではないかと思います。

お客様がわがままになったのか、
お客様を敬う気持ちが過剰になったのか、
サービス従事者が
病気を発症するほど
追い詰められる、
そんなことを耳にすることもあります。

「お客様は神様」は、
いまや2つの解釈があるフレーズに
なってしまった、と言えます。
このあたりで、
三波春夫氏の真意に立ち返りましょう。

 

『歌う時に私は、
あたかも神前で祈るときのように、
雑念を払って澄み切った心にならなければ
完璧な藝をお見せすることはできない
と思っております。
ですから、
お客様を神様とみて、歌を唄うのです。
また、演者にとって
お客様を歓ばせるということは絶対条件です。
だからお客様は絶対者、神様なのです』
(三波春夫氏)

 

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近藤みなこ
おもてなし人材プロデューサー
近藤みなこスキルアップ・ラボ主宰

西鉄バスの顧客満足①

加賀屋さんの失敗と展望

近鉄百貨店での顧客満足体験

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