技能実習生についての私の野望

2016.7.9

こんにちは、
おもてなし人材プロデューサーの
近藤みなこです。

1週間ぶりのご無沙汰です。
仕事上の野望がありまして、
千葉県に行ってまいりました。

私の職業は、
自営業の接遇マナー講師
ですが、
実は、将来的な目標(=野望)が
あります。

それは、

おもてなしの輸出

という夢です。

お話を始めると長いのですが、

要は、日本的なおもいやりや
おもてなしの文化
海外に輸出していきたい、と
考えています。

ターゲットは、東南アジア。
ベトナムを主要輸出国と
決めました。

そして、カンボジア、
インドネシア、ミャンマー、
ネパール。

東南アジアの多数の若者が
技能実習生として来日
している現状を知り、

実習期間を終え、
帰国した
若者たちに
日本での習熟で
活かした
就職が出来ないか、

または、日本で得た
生活の知恵を、
本国で活かしてもらえないかな、

など、
技能実習生が帰国した後の
新しい仕組みを築くことを
ライフワークとしてやってみたい、
と考えています。

学びの様子
学びの様子

 

 

日本の知恵というのは、

実際、私が
ベトナムの語学学校で出会った
方がおっしゃっていたことが
ヒントなんです。
以下は、
その方(仮にナムさんとします)が
お話してくださった内容です。

ナムさんは、ベトナムでは
公務員として働いていましたが、

ご両親の借金の影響で、
日本で技能実習生として
働くことに決めました。

3年間、技能実習生として
自動車部品工場で働くうちに、
ナムさんは日本的な仕事の仕方に
尊敬の念を抱くようになります。

AM8:00から仕事の場合、
ベトナムでは8:00ちょうどに
工場に集まる社員はいない。
(公務員でも8:00ちょうどには
始業できる状況にはない)

ところが、日本ではどうでしょう。

皆さんにも馴染みの

5分前行動

を徹底している。つまり、
8:00ちょうどから、働ける体制を
つくっている・・・・・・

これは日本人にしか分からない
感覚のようですね。

日本人とは、それほどにも
几帳面で、生真面目で、
時間を大切にする人たちなのだ、
とナムさんは恐れ入ったそうです。

そして今、ナムさんはベトナムで
日本語学校での講師として
働いています。

「どうして公務員に戻らなかったの?」

この質問に対して、ナムさんは
はっきりおっしゃいました。

「もう私は、ベトナム式の仕事方法は
嫌なんです。
日本的なきっちりした働き方を
したいんです」

ナムさんのお話を伺って、
私は日本のおもてなしに
日本的働き方をセットにしたものを
輸出できるかも、と考えたのです。
(続く)

2016.7.9

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