2019.4.9
こんにちは、
おもてなし人材プロデューサーの
近藤みなこです。
マクレランドの3欲求理論の
続きです。
今回は、
まとめて2つの欲求、について、
リーダーシップと絡めて
ご紹介します。
②権力欲求
影響力を行使して、
他のメンバーをコントロールしたい、
という欲求。
前回、「①達成欲求」について
社会経験の浅い人間が好む欲求、
と解説しました。
②権力欲求は、①達成欲求の反対、
といえそうな欲求です。
権力、という日本語からは、
ネガティブな印象も読み取れますが、
(例えば「権力者」という表現)
英語では「エンパワーメント」と言い、
周囲に(良くも悪くも)影響を与える、
という意味で用いられます。
権力欲求の強い人は、
影響力のある人。
自分の持つ影響力をうまく利用して
周囲を巻き込んでいく人。
カリスマ性のある人、といえます。
そしてこの欲求は、
リーダーに不可欠な欲求です。
③親和欲求
友好的かつ密接な
対人関係を結びたい、という欲求。
この欲求は一見、
組織運営には無縁な欲求のように
感じますが、
実は現代の組織リーダーに
欠かせない欲求です。
今や会社や学校などの組織では、
権力欲求(=カリスマ性)だけでは、
周囲の人を巻き込むことは難しい、
言い換えれば、
権力欲求だけで人を引っ張れない、
別の欲求・能力を利用しなければ、
リーダーシップを発揮できない、と
気づいています。
そこで活用したいのが、親和欲求。
リーダーは親和性を持って
組織を束ねることができます。
親和欲求を強くすることで、
他者との親和的関係が構築され、
友好的な組織運営が遂行できる、
とマクレランドは言っています。
3欲求理論、
難しいようですが、
社会生活の中で
効果的に活用できる理論だと
感じます。
いつもお読みくださり、
ありがとうございます。
※毎週火曜日に更新しています。
2019.4.9
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