うどん屋さんと蕎麦屋さんの話

2018.8.12

こんにちは、
おもてなし人材プロデューサーの
近藤みなこです。

ビールが止まりません

先日、
福岡の街中にある商業施設の
地下フロアにある飲食店街での
エピソードです。

 

その建物に飲食店街があることは
前から知っていましたが、
今まで一度も利用したことが
ありませんでした。

今日は、
ここの飲食店街で昼食を取ろうかな、
どんなレストランが入っているのかな、

と、ぐるっと一回りしてみました。

 

・・・正直、
この商業施設の飲食店街は、
どのレストランも
商売に四苦八苦しているような、そんな
さみしい印象を受ける佇まいです。

 

その一角に、
うどん屋さんお蕎麦屋さん
ありました。
(両店舗とも全国チェーンのお店)

 

目を疑ったのですが、

 

真正面に位置しているのです!!

 

うどん屋さんとお蕎麦屋さんが
真正面に位置した飲食店街って、

JRの駅ならまだしも、

商業施設でありえない〜

と思いつつ、

 

「お蕎麦、食べたいな〜」

と、
お蕎麦屋さんに引き寄せられました。

 

サンプルが飾られている
ショーケースを眺めていると、

真後ろのうどん屋さんから
女性スタッフが出てきました。

そして、私の背中越しに
このような声かけをしました。

 

「今でしたら、
すぐにお席にご案内できます」

「お蕎麦もありますよ〜」

「うちは、お得なランチセットありますよ」

一所懸命、一所懸命
何度も何度も、声をかけてきます。

私の背後からの声かけでしたので、
彼女の表情は見えません。

しかし、彼女の顔を見なくても、
どんな表情で声を発しているのかは
想像がつきます。

 

必死。

悲壮感。

こんな単語が浮かびました。

全く、彼女を応援したい、
という気持ちが芽生えませんでした。

 

私は、うどん屋さんに
どのくらいのお客様が入っているか
とっさに確認してしまいました。

ご想像のとおり、

お客様はわずかでした。

 

そしてお蕎麦屋さんには、

たくさんのお客様が入っていました。

 

うどん屋さんのスタッフは、
お客様を獲得したくて
必死で呼び込みをしているのですが、

 

彼女の呼び込み方では、
お客様は、
呼び込みをすればするほど
減少してしまうのではないでしょうか。

 

もしかしたら
いろいろなビジネスシーンで、
同様のことが毎日起こっているかも
しれません。

 

その日私は、お蕎麦屋さんで
ひやしぶっかけ蕎麦を食べました。

 

2018.8.12

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1ステップ、スキルアップ

おもてなし人材プロデューサー

近藤みなこ

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