2018.2.18
こんにちは、
おもてなし人材プロデューサーの
近藤みなこです。
ここ何年か、気になっていたこと。
「どうやら最近の若い方々には、
CA(=キャビンアテンダント)は
憧れの職業ではないらしい」
非常に残念なことではありますが、
事実であります。
ネットニュースを要約しますと、
「昭和の時代から長く花形職業、と
言われていたCAが、
各航空会社が人材確保に必死になる
ほど、人材難に陥っている。
学生が、LCC(=格安航空会社)の
CAを見て、その仕事が過酷であると
認識し、敬遠している可能性がある」
さらに、
「CAは、昔のように”海外に行って、
美味しいものを食べてショッピングする”
という華やかな生活ではなくなった」
ご指摘のとおりです。
CAが華やかな生活をしていたのは、
航空産業が時代の最先端であった、
今から30年くらい前まで
のことでしょう。
戦後すぐにバスガイドさんが
もてはやされたように、
あるいは、
1990年代に流行ったF1につきものだった
レースクイーン。
(この職業も近々、消滅するそうですね)
などに代表される職業と同様、
確かに、CAは、
飛行機が普通の乗り物になって以来、
もてはやされる職業ではなくなった
のです。
そして、
航空機内でCAが不要になる時代が
もうそこまで来ているのかも
しれません。
しかし、私はこのように考えます。
「花形職業、でなくてもいい。
ただ、優れたおもてなしを実施する職業
として、残ってほしい。」
なぜなら、
CAは日本文化の伝承者であるから。
おもてなしを得意とする日本では、
他国ではできないおもてなしを
研ぎ澄ませていくことが
国益の増強につながる、と思います。
日本以外の国の航空機内で
CAがいない機内空間が実現したとしても
空の上での
日本人らしさの発揮は
後世に残したい、と切に願います。
2018.2.18
近藤みなこ
おもてなし人材プロデューサー
近藤みなこスキルアップ・ラボ主宰