新人研修で2つの発見

2016.4.12

こんにちは、おもてなし人材プロデューサーの近藤みなこです。

新入社員の入社の季節ですね。私も今年から、いくつかの企業で研修講師を務めています。

 DSC02152

 ↑(株)フォレスト・オオモリ様

私の新入社員研修は、コミュニケーション能力の向上を
最大の目的に設定しています。
まず、フレッシャーズの皆さんに
2つのことを認識していただきます。

ひとつ目は、社会には様々な人がいる、ということ。

これまで同年代の人としか交流経験のない
フレッシャーズにとって、
性別、年齢、学歴、役職、家庭環境などなど、
さまざまな人とコミュニケーションしなければ
仕事が成り立たないことを説明します。

 ふたつ目は、
仕事は勉強と違い、チームワークで成り立つもの
ということ。

部活やアルバイトで、ある程度はチームでの役割発揮方法を
理解している方もいらっしゃるかもしれませんが、
会社は部活でもアルバイト先でもありません。

会社という組織がどんなものなのかを
しっかり認識していただきます。

 この2つの前提を把握したところで、
コミュニケーションの重要性や顧客満足とはなにかを
学んでいきます。

 

10人単位のグループになると、
どんなご家庭で育ってこられた人なのかが分かります。

CA時代にも感じてはいましたが、
やはりこれまでの人生の過ごし方が
態度のひとつひとつに、言葉の端々に現れるものです。

例えば、私のしゃべっている時に、
うんうんとうなずいてくれる人、
熱心にメモを取っている人、
ボールペンをくるくる回しながら聞いている人、
両手をテーブルの下に置き目線もテキストに落としている人。

本人にとっては、普段の姿勢であり、
なんら特別のことではないはずです。
自分では気づかないうちに、
コミュニケーションレベルを表現してしまっているのです。

さらに第一印象の重要性。
第一印象で良くない印象を与えてしまうと、
それを挽回するには
何十倍ものエネルギーと時間がかかることを説明します。

するとどうでしょう。

さっきまで、普段どおりの姿勢で聞いていた人が、
背筋をピシッとさせ、
アイコンタクトを取り、
熱心にうなずきメモを取る・・・なんて変化します。

研修が終わる頃には、
コミュニケーション能力レベルの高い企業人が誕生しています。

今回、研修でお目にかかったフレッシャーズの皆さんが
これからどんな社会人に成長されていくのか、本当に楽しみです。

すぐに私は超えられてしまうかな?  よし!私もがんばるぞ。

2016.4.12

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